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競馬2. 昭和の競馬事情(昭和50年(1975年)以降)

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馬券の種類

昭和50年(1975年)頃の中央競馬は、馬券の種類は、単勝、複勝、連勝複式(現在の枠連)のみでした。なので、万馬券はなかなか出ませんでした。

単枠指定制度(当初はシード制)

まだ、馬券の種類として馬連等がなかった頃には、単枠指定制度(シード制)というものがありました。
例えば圧倒的人気馬と人気薄馬が同じ枠に入ったとします。
そのときに、圧倒的人気馬が来ると予想して枠連を買い、馬券売出し後に圧倒的人気馬の方が出走取消等になりました。でも、馬券は払い戻しできません。自分の予想と異なる馬しかその枠には存在せず、期待もできないのに。。。
そのような状況を解消するため、圧倒的人気があると予想される馬を1頭の枠に固定する制度が採用されました。それが単枠指定制度です。(重賞以外の特別競走、一般競走においても単枠指定制度が実施されることもあったらしいですが、記憶にないです。)
馬券の種類として馬連が採用されるまで、その制度は継続されました。

馬券の投票締切時間

現在の中央競馬は、各レース発走時刻1分前まで馬券を購入できると思います。しかしながら、昭和50年(1975年)頃は当時の8大競走と言われる大レースでも40分前くらいだったと記憶しています。

購入できる1日のレース数

現在の中央競馬は、3場開催の場合最大で36レースの馬券購入が可能です。しかしながら、昭和50年(1975年)頃はどこかの競馬場の12レースしか購入できなかった記憶があります。重賞レースも、すべての重賞レースが全国で購入できたわけではなかった記憶があります。

競馬のテレビ中継

現在の中央競馬は、メインレースおよびその前のレースは地上波テレビで見ることができますが、昭和50年(1975年)頃は重賞レースでも全国放送はやっていない場合がありました。つまり、関西の放送局は関西のレースのみ、関東の放送局は関東のレースのみ中継されていた記憶があります。
なので、出走レースが限られており、8大競走への出走がかなわなかったマルゼンスキーをテレビ中継で見た記憶がないです。(もちろん出走できるレースはありましたが、故障等もあり大レースに出走することはなかったです。)
ちなみにマルゼンスキーは、トウショウボーイ以降のJRAの顕彰馬で、唯一私がテレビ、あるいは実物を見ていない競走馬です。
 競馬の殿堂 JRA

最大出走頭数

現在の中央競馬は、最大出走頭数は18頭です。
昭和50年(1975年)頃は、私が見たレースでは32頭立てがあった気がします。東京優駿(ダービー)だったと記憶していたのですが、以下のJRAのホームページを見ると、私の知っている範囲では東京優駿(ダービー)には32頭立てレースはありませんでした。結局、何のレースかは思い出すことができませんでした。
 日本ダービー(過去GⅠ成績) JRA
ちなみに、上記の東京優駿(ダービー)のレースの成績を見ると、2000年までは4歳馬が出走しています。昔は生まれた年を1歳(数え年)としていたためです。

8大競走、10大競走

現在の中央競馬は、G1レースは24レースあります。
一方で、昭和50年(1975年)頃は、8大競走あるいは10大競走と呼ばれるG1級のレースがありましたが、レース体系もきちんと確立されておらず、古馬牝馬のG1級レース、短距離馬のG1級レース等はありませんでした。また、天皇賞は春、秋ともに距離が3200mでした。ちなみに、8大競走あるいは10大競走に含まれていたレースは以下でした。
(8大競走)
・桜花賞・・・クラシックレース
・皐月賞・・・クラシックレース
・優駿牝馬(オークス)・・・クラシックレース
・東京優駿(ダービー)・・・クラシックレース
・菊花賞・・・クラシックレース
・天皇賞(春)
・天皇賞(秋)・・・1983年までは距離3200mでした。
・有馬記念
(10大競走)
8大競走にプラスして、以下の2レースです。
・宝塚記念
・エリザベス女王杯・・・古馬に解放されたのは1996年からです。

以上

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