私が生まれた1966年は高度経済成長の真っ只中でした。生まれてからしばらくは電話もなく、1973年の自宅の引っ越し時にようやく電話(もちろん固定電話)が開通しました。詳細な記憶はありませんが、普通の家庭に育ったと思います。
ただ、父は競馬が好きで、いつも穴狙いで当たる頻度は少なかったようです。お金がなく父の実家(山口県)に帰省するのをあきらめていたときに、たまたま万馬券を当てて帰省できたと母から聞いたことがあります。ちなみに当時の馬券の種類は単勝、複勝、枠連しかなく、万馬券もあまり出ませんでした。
そんな家庭環境に育った私が競馬に興味を持つのは必然だったのかもしれません。と言いながら、興味を持つ前は競馬は嫌いでした。昔なので家にはテレビが1台しかなく家庭用ビデオも無かった(商品として売られていなかった)状況で、競馬番組が始まると有無を言わさず競馬番組にチャンネルを変更され嫌でした。また、大阪球場(南海ホークス本拠地、現在はなんばパークスです)の場外馬券売場(現在のウインズ)にも一緒に連れて行かれたこともあったのですが、いつも人混みで、怒号も飛び交い、たばこの煙がモクモクで、非常に嫌でした。
そんな中、競馬に興味を持ち始めたのは小学校4年生の頃でした。私は長男だったためか、土曜日の昼頃にはいつも翌日曜日の競馬専門紙を買いに行かされていました。最初は嫌々行っていました。しかしながら、いつの日からか買ったあと、父より先に競馬専門紙を見て予想を楽しむようになっていました。父や母はそれを見ても注意はしませんでした。
また、興味を持ち始めてからは、宅配されていた日刊スポーツの競馬欄も毎日見るようになっていました。
なお、予想は楽しんでいましたが、馬券は購入していませんでした。
以上